ディープインパクト日本競馬の至宝。
道中じっくりと後ろで構えて、レベルの違う脚で直線だけで他馬を抜き去るレーススタイルのは多くのファンが魅了された。
当時はまだ小さかったから、「速い!かっこいい!」くらいの感想しか持てなかったけど、今になってディープインパクトの異常なまでの強さがよく分かる。
レースの上りが35.8かかっている重馬場の宝塚で34.9の上りで余裕の差し切り。
ラストランの有馬記念での他馬が止まっているように見える4コーナーでの加速。あの時、本当に他馬は止まっていたんだと思う。ラストランのディープに花を持たせるために。「間違いなく飛んだ。最後の衝撃。これが最後のディープインパクト。」は何度聞いても涙が溢れてくる。
そして何よりすごいのは天皇賞(春)。やってはいけない坂の上りでスパートをかけて、直線更に突き放す。タイムは3:13.4。当時衝撃のレコードタイム。上り4Fはなんと11.3-11.0-11.2-11.3。強いとかそんなレベルじゃない。おかしい。
私もそんなディープインパクトに魅せられたひとりでした。
そして2019年7月。その日は突然訪れた。
「ディープインパクト死す」
競馬関連で1番見たくなかったニュースが、ポンとスマホの画面に表示された。
一瞬で頭が真っ白になった。何を言っているのか全く分からなかった。
ディープの子供も本当に大好きだった。
キズナ、ジェンティルドンナ、サトノダイヤモンド、マカヒキ、ダノンプレミアム、アルアイン・・・。
息子のコントレイルが無敗の三冠馬になったよ。
孫のラウダシオンが、アカイイトが、ソングラインがGⅠを勝ったよ。
天国で仲良しのシンボリクリスエスと一緒に見てくれているかな?エピファネイアとキズナの応援合戦で喧嘩してないかな?
生きていてほしかった。種牡馬を引退して、ゆっくり余生を過ごしてほしかった。
これからも歴代最強馬はディープインパクト。これだけは揺るがないと思う。
たくさんの夢を本当にありがとうね。
そんなディープインパクトの子供もとうとう今年がラスト。その数6頭。
先日その1頭のオープンファイアが、豪脚を発揮して差し切り勝ち。
ただ1勝しただけなのに、泣きそうになってしまった。
GⅠ馬、ダービー馬が出ることを祈って全力で応援します。
Deep Impact Forever...